2014年3月3日月曜日

とりあえず、ハリウッドの夜は明けた

今年も終わってしまいましたアカデミー賞。皆さんは何部門当たりましたか?って、真剣に予想をしている人なんて、そう沢山はいませんね。私は17部門でした。(全予想は昨日のエントリーor 下記写真を参照だけど、ギリギリ今朝になって主題歌だけLet It go に変えました)。24部門中17部門と言うのはかなり順当に当たった年と言うことになるのだけれど、争う相手は19部門当たったので、勝負は負けです。近々ディナーおごらないと。

予想表。ハイライトされてるのが私のピック。
横についてる丸印が、実際に受賞した作品。

今年は本当にサプライズが少なく、大本命と言われていた「それでも夜は明ける」が作品賞。いろんな意味で時代を感じます。まず、黒人監督作品の作品賞受賞は初めて。20年前には考えられなかったことだから、やっぱり感慨深いものはあります。監督賞はメキシコ人のアルフォンソ・キュアロンだったけど、これも初めて。爺さん婆さんが牛耳ってると言われてきたアカデミーも、変革を遂げてるというのは嬉しいことです。最多受賞は「ゼロ・グラヴィティ」なのに作品賞は3部門しか受賞してない「それでも夜は明ける」。作品賞は最多受賞作に行く、という法則が2年連続で崩れました。もう来年からは、予想の仕方を変えないといけないわ。
 
私たちアカデミーマニアにとって、有給休暇を取ってまで鑑賞するアカデミー賞の醍醐味は、「サプライズ」にあります。鉄板と言われている作品が獲らないで、獲らないよね?と思ってたダークホースが最後の最後で賞をさらう。ほかの4人は全員受賞歴のある名優の中、一人だけ初ノミネートだった11年前のエイドリアン・ブロディ(「戦場のピアニスト」)がそうでした。鉄板と思われる本命はいなかったけど、ほとんどの人はこのニューフェイスに賭けていない中での受賞。それがあると、その場は一気に盛り上がり、ああ、オスカーってなんて楽しいの?!という雰囲気に包まれるのですが、本日はそれが皆無で、ちょっと残念でした。やっぱりレオに獲らせたかった。一票入れてないけど。一番のサプライズが、短編アニメって、ちょっと地味過ぎて盛り上がりに欠けるわ。

胸を打つスピーチも、今年は少なかった気がする。ルピタ・ニョンゴとかすごく可愛くて良かったけど、もうちょっとスペシャルな何かが欲しかった。ジャレッド・レトは感動的だったけどちょっと長すぎた。マコノヒーの「10年後の自分を目指す」スピーチもちょいと興ざめだったし。あと、今年は放送局(ABC)のカメラマンの出来てなさっぷりが酷くて、コマーシャルに行く時のタイミングはずれるわ、注目しないといけない人の抜きは出てこないわ、なんだか大丈夫?と思う内容でした。ちょいと残念。

それでも私にとって今年のオスカーは、プレゼンターにダニエル・デイ=ルイスが出るというだけで、充分に見る価値があるもので。客席には座ってくれなかったけど、出てきてくれただけで、有難すぎる話です。ブランジェリーナも揃って出てたし、華やかな顔ぶれはすごく多くて、いつにも増して豪華な楽しい感じの授賞式だったことは、良かったんじゃないかな。ここからまた、来年への365日が始まるというわけです。

授賞式途中に、司会のエレンが「リツイート数の記録破りに挑戦!」と言って
周りに居たスターたちと撮った写真。実際にリツイートが殺到で
一時ツイッターはパンクしてしまいました。豪華で楽しい最高の一瞬。
 

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