2014年2月13日木曜日

NHK に物申す

こんばんは。

「次回はアメリカンハッスル」です。と結んだことで、次のブログがまた先になっちゃうな、と公開してから気づきました。救済措置として残しておいた(予定)に基づき、全然違う話題で進めさせていただきます。

ベルリンからの時差ぼけで、一日中デスクであくびをしたのち、「もう無理無理」と定時にするりと帰宅した私。本当の狙いは、日本人フォーカスのオリンピックの生中継を見るためです。毎年同じ時期に出張がある私は、バンクーバーもトリノもベルリンで見ることになったのですが、外国でオリンピックを見るほど歯がゆいことはない。国を挙げてのお祭りであるオリンピック、どこの国でも、そこの国の強い競技しかやらない上に、弱い選手なんて全くテレビに映してもらえないわけです。出張中私が見ることができたのは、ドイツVSカナダ、カーリング男子でした。




カーリング自体は、見れば見るほど面白いスポーツ。昨日の日本VSロシア(女子)なんて、すごい興奮で応援しました。ロシアの女子は24歳平均でみんな美人だしね。試合も素晴らしかった。でも、ドイツのおっさんがやるカーリングなんて、もちろん興味ないわけですよ。やっぱりオリンピックは、自国を応援することに喜びがあります。と言うわけで、帰国後今晩の生放送はものすごく楽しみにしていたわけ。

ところが!

8時台、中継は一つもナシ。BSですら、マンチェスターだかなんだかのサッカーの試合放送してんの。なんで???

おそらく答えは、日本で人気の競技がないから、今晩は生放送する価値ナシってことなんでしょう。でもね、オリンピックは4年に一回しかないわけですよ。どの競技も、たとえ日本人が出ていなくたって、生放送される価値があると思うの。今だって、クロスカントリー女子、とか、ショートトラック女子、とかやってるはずなんですよ。BSくらい、その中継してもいいんじゃないの?

海外でオリンピックを見た経験があるからこそ、オリンピックくらい、平等にダラダラ生中継してほしいと思う。生で見るからこそ楽しい番組なのだから。そこに日本人が出てなくても、それを見て喜ぶ外国人は沢山いるはずだから。オリンピックは、それくらい価値のあるものであって欲しい。

ところで、昨日帰国してすぐに見たハーフパイプ男子の結果。平野歩夢君の雄姿を見て思ったことは、ゆとり教育も悪い面ばかりじゃなかったんじゃないかな、ということ。先日すごい発明をした小保方さんの時も思ったんだけど、これは世代の特徴を表しているのではないかと。アルベールビルで伊藤みどりが銀メダルを取った時、彼女は開口一番「日本の皆さんごめんなさい」と言いました。金メダルを期待されていたから。ゆとり前の世代では、そういった国に対する責任とか、社会でどうあるべきとか、そういう概念を押しつけられた教育を受けたせいで、オリンピックですら国を背負って戦ってるみたいなことになってた気がする。でも、今の子たちは、良い意味で自分の目標達成とか、成長とかを追及してオリンピックに辿り着いている気がして、それって素晴らしいことじゃないですか。ゆとり教育が良かったんじゃないかな、と15歳の平野君を見て思いました。

最後に、あまりにも印象深かったので思わず載せた上記の写真の真ん中、ドイツ男子カーリングチームのおっさんJohn Jahr。この人の写真を探してたら、こんな面白い記事を見つけました。なんと彼、48歳の百万長者らしいよ!

http://www.canada.com/olympics/news/john-jahr-a-48-year-old-millionaire-curler-from-germany-savoring-his-1st-and-last-olympics

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