2019年1月14日月曜日

Critics Circleの結果によって、さらに混迷を極める今年のオスカー

本日、Broadcast Film Critics Association 通称Critics Circle の授賞式が行われ、Romaが作品賞に輝きました。なるほど、という感想だけど、これでますます本戦の行方が分からなくなった感じ。ネットフリックスの作品が、白黒のメキシコ映画が、アカデミー賞で作品賞を獲ったらこれはもうすごいことだから、もう少し先まで動きを見ないと、作品賞に関しては何とも言えんな。

グレン・クロースが主演女優賞を獲ったのは想定外だったけどめっちゃ嬉しい。あとはSAGの結果がどうなるかで、状況が変わってくるかな。オリヴィア・コールマンは相変わらず強いけど、コメディ部門で主演を獲った彼女を押さえてのグレンとGaGaっていうのはなかなか意味のある事です。グレン、頑張れ!

今回の結果で一番有利に躍り出たなと思ったのは主演男優賞のクリスチャン・ベイル。コメディ部門の主演も、全部合わせた主演も獲っちゃったら、これはもう、今年の最高の演技はこの人ですって言ってるようなもんじゃんね。この先SAGを獲ったら、これはもう本戦受賞確定でしょう。考える必要がなくなって良い。同じようにマハーシャラ・アリもSAGの結果いかんではロックですね。この人選とってもつまらない感じはするけど、まあ考える必要が減るのはウェルカムです。

そのほかすでに考える必要がないのはアルフォンソ・キュアロンの監督賞、撮影賞でしょうか。この二つは堅そうです。今回のBFCAは受賞作品を相当散らばらせた印象があったんだけど、「女王陛下のお気に入り」があんまり出てこなかったのが印象的でした。特に、本戦では絶対獲るだろうと思うコスチュームがブラックパンサーに行ったのが本当に驚きでした。ブラパンは今後、作品賞に入ってくるかどうかでも、全体に及ぼす影響が変わってくるかな。最終的に作品賞候補になるかどうかはとってもキュリアス。

今まで完全スルーされてた「ファーストマン」と、「ビールストリート」が食い込んできたのも注目点。特にレジーナ・キングはノミネートされたら獲る可能性が高いから、GGにもSAGにも無視された彼女がどうなるか、見ものです。

そんなこんなを考えながら、22日のノミネーション発表までわくわくドキドキ。この季節の毎日は、あっという間に過ぎて行くなぁ。

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